作業 / ディスクグラインダー / 金属研削
ディスクグラインダーで金属を研削するときの保護具と安全対策
鋼材のバリ取り、溶接・溶断部の研削、さび落としなどを想定しています。切断砥石を使う切断作業は別に扱います。
- ディスクグラインダ 9533/9535系 取扱説明書株式会社マキタ
- 電気ディスクグラインダ G10SH6/G10SL6 取扱説明書工機ホールディングス株式会社
メーカー資料に基づく内容は、ここに記載した機種の取扱説明書に基づきます。掲載していない機種へそのまま一般化せず、実際に使用する機種の取扱説明書も確認してください。
00 / まず確認
最初に押さえるポイント
まず重大な禁止・必要・条件付き情報を確認します。各項目の「事業者 / 労働者 / 作業者」は、誰が行う内容かを示します。
- 法令必要行う人: 事業者
回転中の研削といしが労働者に危険を及ぼすおそれがある場合、事業者は原則として覆いを設ける必要がある。
条件: 直径50mm未満の研削といしは第117条の例外 - 法令禁止行う人: 事業者
事業者は、研削といしをその最高使用周速度を超えて使用してはならない。
- 法令必要行う人: 事業者
事業者は、その日の研削作業を開始する前に研削といしを1分間以上試運転する必要がある。
条件: その日の作業開始前 - 法令必要行う人: 事業者
事業者は、研削といしを取り替えたときに3分間以上試運転する必要がある。
条件: 研削といしを取り替えたとき - メーカー資料条件付き行う人: 作業者
HiKOKI G10SH6/G10SL6では作業者用保護具の着用を求め、用途に応じてフェイスシールド、安全ゴーグルまたは保護メガネ、防じんマスク、防音保護具、手袋、作業用エプロンを使うよう示している。
条件: HiKOKI G10SH6/G10SL6を使用する場合 / 用途、飛散物、粉じん、騒音等に応じて保護具を選ぶ
手袋は、工具名だけで一律に決められません。Makita 9533/9535系では軍手などの布製手袋を禁止しています。一方、HiKOKI G10SH6/G10SL6では、作業に応じた手袋が保護具の候補に挙げられています。実際に使う機種の取扱説明書と作業条件を確認してください。
01 / 主な危険・有害要因
この作業で気をつけること
労働安全
- 研削といしの破損・飛散
- 回転中の砥石への接触
- 衣類・手袋等の巻込み
- 切りくず・破片の飛散
- 研削火花による火災・やけど
労働衛生
- 粉じんの吸入・眼への侵入
- 騒音
02 / 先に行う対策
保護具の前に確認する対策
- 01砥石の最高使用周速度を守る
- 02砥石の指定された使用面で研削する
- 03作業開始前・砥石交換後に試運転する
- 04砥石の覆い・ホイールカバーを使用する
- 05首元は身体に沿う衣服で覆い、垂れ下がる布を回転部へ近づけない
- 06回転部・切りくずから手や顔を離す
- 07火花の方向から可燃物・人を離す
- 08砥石のひび・割れ・損傷を確認する
事業者は、研削といしをその最高使用周速度を超えて使用してはならない。
事業者は、側面使用を目的としない研削といしの側面を使用してはならない。
事業者は、研削といしを取り替えたときに3分間以上試運転する必要がある。
研削といしを取り替えたとき事業者は、その日の研削作業を開始する前に研削といしを1分間以上試運転する必要がある。
その日の作業開始前回転中の研削といしが労働者に危険を及ぼすおそれがある場合、事業者は原則として覆いを設ける必要がある。
直径50mm未満の研削といしは第117条の例外Makita 9533/9535系では、だぶだぶの衣服やネックレスなどの装身具を着用せず、髪・衣服・手袋を回転部分へ近づけないよう求めている。
Makita 9533/9535系を使用する場合 / 首元を粉じんや紫外線から覆う場合も、回転部へ垂れ下がる布を追加しないMakita 9533/9535系の金属研削では、最高使用周速度72m/s以上の正規のオフセット砥石を用い、指定された使用面で研削するよう指定されている。
Makita 9533/9535系でオフセット砥石を使用する場合Makita 9533/9535系では、使用中に砥石や切りくずへ手や顔を近づけないよう指定されている。
Makita 9533/9535系を使用する場合Makita 9533/9535系では、研削火花が飛散するため、引火しやすい物や傷付きやすい物を安全な場所へ離し、火花を手足へ直接当てないよう指定されている。
Makita 9533/9535系で研削する場合Makita 9533/9535系では、ホイールカバーを取り付けて使用するよう指定されている。
Makita 9533/9535系を使用する場合Makita 9533/9535系では、使用前に砥石にひびや割れがないことを確認するよう指定されている。
Makita 9533/9535系を使用する場合03 / 保護具
必要な保護具と条件
保護具は、停止・隔離・換気・集じん・作業方法などの対策をした後に残る危険へ使います。個人で買うことで、事業者・職長に必要な対策を置き換えません。
Makita 9533/9535系では、軍手などの布製手袋を使用しないよう指定されている。
Makita 9533/9535系を使用する場合HiKOKI G10SH6/G10SL6では作業者用保護具の着用を求め、用途に応じてフェイスシールド、安全ゴーグルまたは保護メガネ、防じんマスク、防音保護具、手袋、作業用エプロンを使うよう示している。
HiKOKI G10SH6/G10SL6を使用する場合 / 用途、飛散物、粉じん、騒音等に応じて保護具を選ぶ04 / 禁止事項
やってはいけないこと
事業者は、研削といしをその最高使用周速度を超えて使用してはならない。
事業者は、側面使用を目的としない研削といしの側面を使用してはならない。
Makita 9533/9535系では、だぶだぶの衣服やネックレスなどの装身具を着用せず、髪・衣服・手袋を回転部分へ近づけないよう求めている。
Makita 9533/9535系を使用する場合 / 首元を粉じんや紫外線から覆う場合も、回転部へ垂れ下がる布を追加しないMakita 9533/9535系では、軍手などの布製手袋を使用しないよう指定されている。
Makita 9533/9535系を使用する場合Makita 9533/9535系では、水や研削液を使用しないよう指定されている。
Makita 9533/9535系を使用する場合05 / 教育・資格
教育や作業条件の確認
ディスクグラインダーを使う人すべてが、この特別教育の対象になるわけではありません。ここで確認している法令上の対象業務は、研削といしの取替え、または取替え時の試運転です。
自由研削用といしの取替えまたは取替え時の試運転に係る特別教育は、学科4時間以上と実技2時間以上で構成される。
自由研削用といしの取替えまたは取替え時の試運転の業務特別教育義務の対象となる研削といし業務は、研削といしの取替えまたは取替え時の試運転である。
労働者を研削といしの取替えまたは取替え時の試運転の業務に就かせる場合Makita 9533/9535系の取扱説明書は、事業者に対し、砥石の取替え・試運転を法令上の特別教育を受けた人に行わせるよう求めている。
Makita 9533/9535系で砥石の取替えまたは試運転を行う場合06 / 役割別まとめ
ここまでの内容を本人と事業者・職長に分けて確認する
ここまでに掲載した内容を、誰が行うかでまとめ直しています。
目的1 / 作業する本人
自分がすること
作業者・労働者が行う内容です。
- Makita 9533/9535系では、だぶだぶの衣服やネックレスなどの装身具を着用せず、髪・衣服・手袋を回転部分へ近づけないよう求めている。
- Makita 9533/9535系では、軍手などの布製手袋を使用しないよう指定されている。
- Makita 9533/9535系では、水や研削液を使用しないよう指定されている。
- Makita 9533/9535系の金属研削では、最高使用周速度72m/s以上の正規のオフセット砥石を用い、指定された使用面で研削するよう指定されている。
- Makita 9533/9535系では、使用中に砥石や切りくずへ手や顔を近づけないよう指定されている。
- Makita 9533/9535系では、研削火花が飛散するため、引火しやすい物や傷付きやすい物を安全な場所へ離し、火花を手足へ直接当てないよう指定されている。
- Makita 9533/9535系では、ホイールカバーを取り付けて使用するよう指定されている。
- Makita 9533/9535系では、使用前に砥石にひびや割れがないことを確認するよう指定されている。
- HiKOKI G10SH6/G10SL6では作業者用保護具の着用を求め、用途に応じてフェイスシールド、安全ゴーグルまたは保護メガネ、防じんマスク、防音保護具、手袋、作業用エプロンを使うよう示している。
目的3 / 作業を任せる側
事業者・職長が確認すること
設備、作業計画、教育、測定、健康管理、保護具など、事業者・職長が行う内容です。
- 事業者は、研削といしをその最高使用周速度を超えて使用してはならない。
- 事業者は、側面使用を目的としない研削といしの側面を使用してはならない。
- 自由研削用といしの取替えまたは取替え時の試運転に係る特別教育は、学科4時間以上と実技2時間以上で構成される。
- 事業者は、研削といしを取り替えたときに3分間以上試運転する必要がある。
- 事業者は、その日の研削作業を開始する前に研削といしを1分間以上試運転する必要がある。
- 回転中の研削といしが労働者に危険を及ぼすおそれがある場合、事業者は原則として覆いを設ける必要がある。
- 特別教育義務の対象となる研削といし業務は、研削といしの取替えまたは取替え時の試運転である。
- Makita 9533/9535系の取扱説明書は、事業者に対し、砥石の取替え・試運転を法令上の特別教育を受けた人に行わせるよう求めている。
07 / 根拠資料
確認した資料と場所
- 労働安全衛生規則厚生労働省
第119条
資料の版・識別: 現行掲載版(2026-09-02確認) / 確認日: 2026-09-02
原典を確認する - 労働安全衛生規則厚生労働省
第120条
資料の版・識別: 現行掲載版(2026-09-02確認) / 確認日: 2026-09-02
原典を確認する - 労働安全衛生法厚生労働省
第59条第3項
資料の版・識別: 現行掲載版(2026-09-02確認) / 確認日: 2026-09-02
原典を確認する - 労働安全衛生規則厚生労働省
第36条第1号
資料の版・識別: 現行掲載版(2026-09-02確認) / 確認日: 2026-09-02
原典を確認する - 安全衛生特別教育規程厚生労働省
第2条
資料の版・識別: 現行掲載版(2026-09-02確認) / 確認日: 2026-09-02
原典を確認する - 労働安全衛生規則厚生労働省
第118条
資料の版・識別: 現行掲載版(2026-09-02確認) / 確認日: 2026-09-02
原典を確認する - 労働安全衛生規則厚生労働省
第117条
資料の版・識別: 現行掲載版(2026-09-02確認) / 確認日: 2026-09-02
原典を確認する - ディスクグラインダ 9533/9535系 取扱説明書株式会社マキタ
p.6「作業者に関する安全事項」6「きちんとした服装」
資料の版・識別: 882181J0_DN835 / 確認日: 2026-09-02
原典を確認する - ディスクグラインダ 9533/9535系 取扱説明書株式会社マキタ
p.11「ディスクグラインダ安全上のご注意」警告21
資料の版・識別: 882181J0_DN835 / 確認日: 2026-09-02
原典を確認する - ディスクグラインダ 9533/9535系 取扱説明書株式会社マキタ
p.11「ディスクグラインダ安全上のご注意」警告9
資料の版・識別: 882181J0_DN835 / 確認日: 2026-09-02
原典を確認する - ディスクグラインダ 9533/9535系 取扱説明書株式会社マキタ
p.11「ディスクグラインダ安全上のご注意」警告6
資料の版・識別: 882181J0_DN835 / 確認日: 2026-09-02
原典を確認する - ディスクグラインダ 9533/9535系 取扱説明書株式会社マキタ
p.11「ディスクグラインダ安全上のご注意」警告12
資料の版・識別: 882181J0_DN835 / 確認日: 2026-09-02
原典を確認する - ディスクグラインダ 9533/9535系 取扱説明書株式会社マキタ
p.11「ディスクグラインダ安全上のご注意」警告18
資料の版・識別: 882181J0_DN835 / 確認日: 2026-09-02
原典を確認する - ディスクグラインダ 9533/9535系 取扱説明書株式会社マキタ
p.11「ディスクグラインダ安全上のご注意」警告5
資料の版・識別: 882181J0_DN835 / 確認日: 2026-09-02
原典を確認する - ディスクグラインダ 9533/9535系 取扱説明書株式会社マキタ
p.11「ディスクグラインダ安全上のご注意」警告7
資料の版・識別: 882181J0_DN835 / 確認日: 2026-09-02
原典を確認する - 電気ディスクグラインダ G10SH6/G10SL6 取扱説明書工機ホールディングス株式会社
p.3「作業に対する安全指示」g
資料の版・識別: C99225303_G10SH6_007 / 確認日: 2026-09-02
原典を確認する - ディスクグラインダ 9533/9535系 取扱説明書株式会社マキタ
p.11「ディスクグラインダ安全上のご注意」警告17
資料の版・識別: 882181J0_DN835 / 確認日: 2026-09-02
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08 / 労働安全
事故・災害を防ぐ関連ガイド
09 / 労働衛生
健康・作業の負担・職場環境の関連ガイド
10 / 共通・制度
事業者・職長の対応・保護具の共通ガイド
11 / 関連作業