労働安全ガイド / 滑り・つまずき・踏み外し
足元が滑る・つまずく。転倒を靴だけで防ごうとしない
足元が滑る、つまずく、踏み外す原因を先に取り除き、作業方法を整えたうえで、その現場に合う靴を確認します。
00 / 先に確認
耐滑靴を選ぶ前に、滑る・つまずく原因をなくす
水、油、粉、泥、氷、放置物、凹凸、段差などをそのままにしない。
急がない。大きな物で足元を隠さない。滑りやすい場所では歩き方も変える。
濡れや段差が残る場所は、表示や危険マップなどで分かるようにする。
「耐滑性が高いほど常に安全」と決めず、床と作業条件に合う履物を選ぶ。
01 / 原因
「滑り」「つまずき」「踏み外し」を分けて見る
滑り
水、油、粉、泥、凍結、滑りやすい床材など、靴底と床の間で滑る条件を確認します。
つまずき
通路の物、床の凹凸、段差、ケーブルなど、足が引っ掛かる原因を確認します。
踏み外し
大きな荷物などで足元が見えない、端部が分かりにくいなど、足を置く場所を確認しにくい条件を見ます。
02 / 濡れ・泥・雪
濡れたら「滑らない靴」だけで終わらせない
雨、水洗い、汚水、雪などで床や通路が濡れる場合は、まず水分や汚れを除けないか、排水や通路を改善できないか、歩く場所を分けられないかを確認します。取り除けない条件が残る場合に、現場に合う履物や歩き方を追加で確認します。
03 / 履物
靴は床・動き・本人への合い方まで見る
作業用履物は耐滑性だけで決めません。屈曲性、重量、つま先形状、本人への合い方なども、実際の床と作業に合わせて確認します。摩擦が大きすぎる組合せでは、逆につまずきにつながる場合もあります。
04 / 根拠付きの確認事項
誰が何をするかを分けて確認する
転倒を防ぐため、歩行場所に物を放置せず、床の水・油・粉等を取り除き、床面の凹凸・段差等を解消する。
滑りやすい場所では小さな歩幅で歩き、時間に余裕を持ち、足元が見えにくい状態で作業しない。
転倒しやすい場所は、危険マップや表示等を使って分かるようにし、関係者で共有する。
転倒防止のための作業用履物は、単に「滑りにくい靴」を選ぶのではなく、職場の床・作業条件に応じて、屈曲性、重量、重量バランス、つま先部の高さ、靴底と床の耐滑性のバランスを確認して選ぶ。
転倒・つまずきの低減を目的に作業用履物を選定する場合 / 安全靴・プロテクティブスニーカーの規格表示だけで個別現場への適合を断定しない耐滑性は大きいほど常に安全とは限らない。滑りにくい床と摩擦の大きい靴底の組合せでは、摩擦が強くなりすぎてつまずく場合があるため、職場の床の滑りやすさに応じた耐滑性を選ぶ。
耐滑性を理由に作業用履物を選定する場合05 / 根拠資料
確認した資料と場所
- STOP!転倒災害プロジェクト「転倒災害防止対策のポイント」「①設備管理面の対策[4S]」 / 確認日 2026-09-06原典を確認する
- STOP!転倒災害プロジェクト「転倒災害防止対策のポイント」「②転倒しにくい作業方法」 / 確認日 2026-09-06原典を確認する
- STOP!転倒災害プロジェクト「転倒災害防止対策のポイント」「③その他の対策」 / 確認日 2026-09-06原典を確認する
- STOP!転倒災害プロジェクト「転倒防止に有効な安全靴」「転倒に有効な安全靴に求められる性能」1〜5 / 確認日 2026-09-04原典を確認する
- STOP!転倒災害プロジェクト「転倒防止に有効な安全靴」「5 靴底と床の耐滑性のバランス」規格説明 / 確認日 2026-09-04原典を確認する
- STOP!転倒災害プロジェクト「転倒防止に有効な安全靴」「5 靴底と床の耐滑性のバランス」 / 確認日 2026-09-04原典を確認する