01機械の安全装置・防護装置
危険な回転部・飛散・転倒・落下等を、作業者の注意や保護具より上流で抑える装置。
砥石・刈刃のガード/飛散防護カバー
砥石・刃の破損や接触、飛散を機械側で抑える。保護メガネ等を着けてもガードを外してよい理由にはならない。
関連作業・確認事項
- ディスクグラインダーで金属を研削する回転中の研削といしが労働者に危険を及ぼすおそれがある場合、事業者は原則として覆いを設ける必要がある。
- ディスクグラインダーで金属を研削するMakita 9533/9535系では、ホイールカバーを取り付けて使用するよう指定されている。
- ディスクグラインダーで金属を研削するHiKOKI G10SH6/G10SL6では作業者用保護具の着用を求め、用途に応じてフェイスシールド、安全ゴーグルまたは保護メガネ、防じんマスク、防音保護具、手袋、作業用エプロンを使うよう示している。
- ディスクグラインダーで金属を切断する回転中の研削といしが労働者に危険を及ぼすおそれがある場合、事業者は原則として覆いを設ける必要がある。
- ディスクグラインダーで金属を切断するMakita GA017G/GA018Gで切断砥石を使用する場合、切断砥石用のホイールカバーを取り付けるよう指定されている。
- ディスクグラインダーで金属を切断するMakita GA017G/GA018Gでは、作業時は常に保護メガネを使用し、作業に応じて防じんマスク、安全靴、ヘルメット、耳栓・イヤマフ、手袋などを着用するよう指定されている。
- ディスクグラインダーでコンクリート・モルタルを切断するMakita GA017G/GA018Gでは、作業時は常に保護メガネを使用し、粉じんの多い作業では防じんマスクを併用し、必要に応じて安全靴、ヘルメット、耳栓・イヤマフなどを着用するよう指定されている。
- 電動ハンマーでコンクリートをはつるMakita HM002Gでは、作業時は常に保護メガネを使用し、粉じんの多い作業では防じんマスクを併用し、必要に応じて安全靴、ヘルメット、耳栓・イヤマフなどを使用するよう指定されている。
- 刈払機で草を刈る刈払機を使う前に取扱説明書を確認し、刈刃・カバー等を含む機器を点検し、必要な服装と滑りにくい履物を整える。場所を移動するときは刈刃が回転しない状態にする。
- 刈払機で草を刈るHiKOKI CG36DB/CG36DB(L)では、飛散防護カバーと肩掛けバンド、ハンドルを取り付け、作業中はハンドルをしっかり握って正しい姿勢を保つよう指定されている。
- 刈払機で草を刈るHiKOKI CG36DB/CG36DB(L)では、保護帽、保護メガネ、耳栓・イヤマフ、操作に支障をきたさない手袋、滑り止め付き安全靴、脚部保護具等を使用するよう指定されている。
- 刈払機で草を刈るMakita MUR015G/MUR016G/MUR017G/MUR018Gでは、飛散防護カバーを指定位置に必ず取り付け、ひび割れや変形など異常のあるカバーを使用しないよう指定されている。
- 刈払機で草を刈るMakita MUR015G/MUR016G/MUR017G/MUR018Gでは、保護帽、耳栓、保護メガネ・ゴーグル、防振手袋、先しん入りで滑り止め付きの安全靴、すね当てを着用するよう指定されている。
- 汚泥脱水機で脱水処理・投入・槽外清掃を行う脱水機へ汚泥等を投入・供給する作業では、飛沫や汚染条件に応じて保護眼鏡、手袋、長靴、前掛け等を選び、必要な保護を行う。厚生労働省のモデル規程にある「マスク」は、実際の有害要因を確認せず防じんマスク等へ読み替えない。
- 汚水・汚泥ポンプを槽外から設置・引上げ・点検し、詰まりを除去する汚水・汚泥等へ接触するポンプ・ホースを扱うときは、飛沫・汚染の程度に応じて眼・皮膚・衣服の接触を減らし、感染のおそれがある汚染物では不浸透性を含め必要な手袋等を選ぶ。
- チェーンソーで倒木済みの丸太を造材・玉切りするMakita MUC008Gでは、作業中に保護帽、保護メガネ、耳栓、保護手袋、チェンソー用防護ズボン、滑り止め付き安全靴等を着用するよう指定されている。
- 携帯用丸のこで木材を切断するMakita HS474D/HS475Dの取扱説明書では、作業時は常に保護メガネを使用し、粉じんの多い作業では防じんマスクを併用し、集じん装置を接続できる場合は確実に接続するよう示している。
- ヘッジトリマで生け垣・植木を刈り込むMakita MUH001G/MUH002G/MUH003G/MUH015Gの取扱説明書では、作業時に常に保護メガネを使用するよう指定されている。
関連する着用保護具: 保護メガネ・安全ゴーグル / フェイスシールド
詳しいガイド: 保護メガネ・ゴーグル・フェイスシールドはどう使い分ける?
油圧ショベル等の転倒時保護構造(ROPS)・シートベルト
路肩・傾斜地等の転倒・転落リスクに対し、機械側の転倒時保護構造と乗員拘束を組み合わせる。
安衛則第157条の2は、対象場所でROPSとシートベルトを備えた機械の使用・シートベルト使用を努力義務として規定する。関連作業・確認事項
- 油圧ショベルで掘削・積込みを行う路肩・傾斜地等で転倒又は転落により運転者に危険が生じるおそれがある場所では、事業者は転倒時保護構造を有しシートベルトを備えた機械を使用し、運転者にシートベルトを使用させるよう努める必要がある。
油圧ショベル等のヘッドガード
岩石等の落下危険がある場所で、運転者を上方からの落下物から機械側で保護する。
保護帽を着用することと、法令条件で必要な機械のヘッドガードを備えることは別の対策。関連作業・確認事項
- 油圧ショベルで掘削・積込みを行う岩石の落下等により危険が生じるおそれのある場所でパワーショベル・ドラグショベル等を使用するときは、事業者は堅固なヘッドガードを備える必要がある。
移動式クレーンのアウトリガー・敷鉄板等の地盤支持
地盤支持力とアウトリガー位置・張出しを一体で管理し、転倒を機械配置側から防ぐ。
アウトリガーを出すことだけで十分とは扱わず、支持力・設置位置・張出し幅に応じた定格荷重まで確認する。移動式クレーンの過負荷防止・定格荷重確認装置
定格荷重超過による転倒・荷落下を防ぐため、定格荷重表示と過負荷防止・警報装置等を確認する。
構造規格上の装置要求には機種・つり上げ荷重等の例外条件があるため、装置名だけで全機種へ一律義務化しない。パッカー車のテールゲート安全棒・インターロック等
上昇したテールゲートの不意の降下や誤操作による挟まれを防ぐ。ゲート下へ入らないことを基本とし、必要作業時に確実な支持・誤操作防止を使う。
ごみ処理コンベヤの覆い・囲い・非常停止装置
ローラ・プーリー等への巻込みを機械側で抑え、異常時に直ちに停止できる状態を作る。作業開始前点検とセットで管理する。
破砕機・ごみピット開口部の蓋・囲い・柵等
破砕機・ピット等の開口部からの墜落と可動部への接触を防ぐ。設備条件に応じ法令上の代替措置も個別に確認する。
高圧洗浄機の噴射ガン・高圧ホース・継手・安全装置
高圧水の意図しない噴射やホース・継手異常による災害を防ぐため、使用前に機器情報と安全装置の作動状態を確認する。
トリガー等を固定して安全装置の機能を失わせる使い方をしない。具体条件は実機取扱説明書も確認する。汚水・汚泥ポンプ作業の漏電しゃ断装置・接地等
湿潤場所で対象となる電動機械器具について、漏電による感電を設備側で防ぐ。長靴等の着用だけで代替しない。
安衛則333条・352条の対象機器・使用場所の条件を確認し、すべての固定ポンプへ同一措置を無条件に一般化しない。02作業用安全具・補助具
車止め、詰まり除去用補助具等、身につけず現場で安全な作業方法を成立させるために使う用具。
パッカー車のごみ押込み・詰まり除去用補助具
ホッパー内へ身体を入れずにごみを押す・除去するための補助具。作動中の危険部へ身体を近づける代替にはしない。
車止め・輪止め
坂道等で停車作業する収集車・作業車の意図しない移動を防ぐ補助具。駐車ブレーキ等と組み合わせて使用する。
ごみ処理設備の動力遮断・錠・作業中表示等
清掃・詰まり除去・点検等で停止した機械を、別の人が誤って再起動しないよう管理する。設備の遮断方法と作業手順を一体で定める。
特定の市販ロックアウト製品を使うこと自体を一律義務とはせず、法令の錠・表示等による誤起動防止の要求を基準にする。汚水・汚泥ポンプ停止時の錠・作業中表示等
詰まり除去・清掃・点検等で停止したポンプを、別の人が誤って起動しないよう管理する。
特定の商品やロックアウト方式を一律指定せず、法令上の錠・表示等による誤起動防止要求と設備の遮断方法を確認する。ポンプ・ホース引上げ用の助力装置・搬送補助具
ポンプ本体や濡れたホース等を人力だけで無理に扱わず、重量・頻度・姿勢に応じて引上げ・搬送を補助する。
具体的な吊上げ方法・用具の定格荷重・取付点は機器仕様と現場条件に合わせる。高圧洗浄の立入区画・作業中表示
高圧水や反跳物が届く危険区域へ部外者を入れないための区画・表示。作業者の注意だけに依存しない。
区画方法や必要離隔は圧力、ノズル、対象物、現場条件に応じて定める。03玉掛用具・荷役用安全具
ワイヤロープ、チェーン、ベルトスリング、フック、シャックル等。使用荷重・安全係数・点検・廃棄条件まで一体で確認する。
ワイヤロープ・つりチェーン・ベルトスリング
つり荷の質量・形状・掛け方に合うものを選び、始業前点検と使用禁止基準を確認する。
フック・シャックル・リング・外れ止め
安全係数、変形・き裂、掛け方、フック外れ止め装置の使用条件を確認する。
04集じん・換気・発散抑制設備
粉じん、蒸気、ガス等へのばく露を発生源・経路で抑える設備。呼吸用保護具の代替関係を勝手に作らない。
集じんカバー・集じん設備
粉じんを作業者の呼吸域へ広げる前に発生源付近で捕集する。
関連作業・確認事項
- ディスクグラインダーで金属を研削するHiKOKI G10SH6/G10SL6では作業者用保護具の着用を求め、用途に応じてフェイスシールド、安全ゴーグルまたは保護メガネ、防じんマスク、防音保護具、手袋、作業用エプロンを使うよう示している。
- ディスクグラインダーで金属を切断する屋内、坑内、タンク・船舶・管・車両等の内部で、研磨材を用いた手持式または可搬式動力工具により金属を裁断する場合、事業者は原則として労働者に有効な呼吸用保護具を使用させる必要がある。
- ディスクグラインダーで金属を切断するMakita GA017G/GA018Gでは、作業時は常に保護メガネを使用し、作業に応じて防じんマスク、安全靴、ヘルメット、耳栓・イヤマフ、手袋などを着用するよう指定されている。
- ディスクグラインダーでコンクリート・モルタルを切断する手持式または可搬式動力工具を用いてコンクリートなどの鉱物を裁断する作業では、事業者は原則として労働者に有効な呼吸用保護具を使用させる必要がある。
- ディスクグラインダーでコンクリート・モルタルを切断するMakita GA017G/GA018Gでは、作業時は常に保護メガネを使用し、粉じんの多い作業では防じんマスクを併用し、必要に応じて安全靴、ヘルメット、耳栓・イヤマフなどを着用するよう指定されている。
- ディスクグラインダーでコンクリート・モルタルを切断するMakita GA017G/GA018Gでは、ダイヤモンドホイールによるコンクリート切断時に、専用の集じんカバーを取り付けてマキタ集じん機へ接続する集じん方法が示されている。
- 電動ハンマーでコンクリートをはつる手持式動力工具を用いてコンクリートなどの鉱物等を破砕・粉砕する作業では、事業者は原則として労働者に有効な呼吸用保護具を使用させる必要がある。
- 電動ハンマーでコンクリートをはつるMakita HM002Gでは、作業時は常に保護メガネを使用し、粉じんの多い作業では防じんマスクを併用し、必要に応じて安全靴、ヘルメット、耳栓・イヤマフなどを使用するよう指定されている。
- 電動ハンマーでコンクリートをはつるMakita HM002Gでは、ハツリ専用の集じんアタッチメントセット品を取り付け、集じん機へ接続して作業できることが示されている。
- 刈払機で草を刈るMakita MUR015G/MUR016G/MUR017G/MUR018Gでは、粉じんの多い作業で防じんマスクを着用するよう指定されている。
- アーク溶接機で鋼材を溶接する金属アーク溶接等作業に労働者を従事させる場合、事業者は労働者に有効な呼吸用保護具を使用させる必要がある。
- アーク溶接機で鋼材を溶接する事業者から金属アーク溶接等作業で呼吸用保護具の使用を命じられた労働者は、その呼吸用保護具を使用する必要がある。
- アーク溶接機で鋼材を溶接する継続して金属アーク溶接等作業を行う屋内作業場で、測定結果に応じた面体付き呼吸用保護具を使用させる場合、事業者は1年以内ごとに1回、適切に装着されていることを確認し、その結果を3年間保存する必要がある。
- アーク溶接機で鋼材を溶接する金属アーク溶接等作業を継続して行う屋内作業場では、事業者は溶接ヒューム濃度の測定結果から求める要求防護係数を上回る指定防護係数の呼吸用保護具を選び、労働者に使用させる必要がある。
- ごみ処理施設で選別・破砕・コンベヤ作業を行う選別・破砕工程で粉じんが発生する場合は、密閉、局所排気・換気、湿潤化等の発生源・経路対策を先に検討し、必要な呼吸用保護具を組み合わせる。
- 携帯用丸のこで木材を切断するMakita HS474D/HS475Dの取扱説明書では、作業時は常に保護メガネを使用し、粉じんの多い作業では防じんマスクを併用し、集じん装置を接続できる場合は確実に接続するよう示している。
関連する着用保護具: 防じんマスク
詳しいガイド: 防じんマスクは「着ければOK」ではない
ごみ選別・破砕工程の密閉・集じん・換気・湿潤化等
選別・破砕工程の粉じんを作業者へ届く前に抑える。呼吸用保護具だけに依存しない。
破砕設備等の囲い・吸音・低騒音化
破砕・選別設備の騒音を発生源と伝ぱ経路で低減し、残るばく露に応じて聴覚保護具を使う。
局所排気・プッシュプル・密閉等の有機溶剤発散源対策
有機溶剤蒸気を発散源で抑える。対象業務・作業場所によって法令要求が変わる。
一酸化炭素対策の強制換気設備
自然換気不十分な場所でやむを得ず内燃機関等を使用する場合に、COを滞留させないための換気を行う。
酸素欠乏・硫化水素危険場所の換気設備
酸素濃度・硫化水素濃度を法令条件に保つための換気。純酸素による換気は禁止条件として別Claimで確認する。
05測定・監視機器
酸素、一酸化炭素、作業環境等を体感ではなく測定・監視するための機器・仕組み。
一酸化炭素測定器・警報センサー
COを臭いや体感で判断せず、測定・警報で把握する。
酸素・硫化水素濃度測定器
酸素欠乏危険場所へ入る前の濃度測定と、必要な作業中監視に使用する。
06救出・緊急用具
異常時の退避・救出を安全に行うため、作業開始前から備える用具。通常作業用の保護具と混同しない。
酸欠救出用の呼吸器・はしご・ロープ等
救助者の二次災害を防ぐため、救出が必要になってから探すのではなく事前に備える。
防じんマスクや有機ガス用防毒マスクを酸素不足環境用の呼吸器として代用しない。槽・タンク開口部の三脚・Davit・回収装置等
槽・タンク等への立入りで、開口寸法・形状と垂直/水平の進入方向に合う墜落防止・救出システムを作業前に選定する。
酸欠則が三脚やDavitという特定製品を一律に義務付けるという意味ではない。現場の開口・進入方向・救出方法に応じてシステムを選定し、法令上必要な救出用具とは別レイヤーで確認する。