機械式ごみ収集車の作動中のホッパー内へ身体を入れて、ごみを押したり取り除いたりしない。
労働安全 / ごみ・し尿収集
パッカー車・バキューム車の収集作業。巻込み・交通・ホース事故をどう防ぐ?
このページは事故防止を扱います。し尿・汚泥との接触、酸素欠乏、硫化水素などの健康障害は労働衛生として別に確認します。
00 / パッカー車
詰まったら身体を入れる、を作業手順にしない
パッカー車の回転板等を含む機械の清掃、詰まり除去、検査、修理又は調整で労働者に危険を及ぼすおそれがある場合は、機械を停止し、鍵・表示等で他者による誤起動を防止する必要がある。
安衛則第107条の対象となる機械の掃除・給油・検査・修理・調整で危険を及ぼすおそれがある場合 / 運転中に行わなければならず危険箇所に覆いを設ける等の法令例外は個別に確認する機械式ごみ収集車を移動させるときは、PTO・メインスイッチを切る。
テールゲート昇降中は近づかず、上昇したテールゲートの下へは原則として入らない。やむを得ず必要作業を行う場合は、安全棒等とインターロックで不意の降下を防ぐ。
上昇したテールゲート下へ入る必要がある点検・整備等の場合は確実な機械的支持と誤操作防止を行う手袋やヘルメットを着けていても、作動中の回転板・押込板へ身体を近づける安全対策にはなりません。清掃・詰まり除去では停止と誤起動防止を先に成立させます。
01 / テールゲート・PTO
車体を動かす前、ゲート下へ入る前に機械状態を確認する
02 / 路上
収集車だけでなく、通過車両と作業者の位置を見る
道路上でごみ収集作業を行う場合は、反射チョッキ等により作業者を識別しやすくする。
ごみ収集車を発車させる際は、周囲の作業者へ合図してから発車する。
路上の収集作業では、必要に応じて通過車両を監視し、車両の誘導や作業者の退避等を行って接触を防ぐ。
ごみ収集車を駐車・停車して作業するときは駐車ブレーキを確実に掛け、特に坂道では車止め等で車両の逸走を防ぐ。
ごみ収集車のごみ投入口のステップ、荷台等に乗車したまま車両を移動させない。
反射チョッキは視認性を上げる保護具です。交通の監視、誘導、退避、車両の安全な停車を置き換えるものではありません。
03 / バキュームホース
ホースは「重いだけ」ではなく、跳ねる・引っ掛かる・輪になる
し尿・汚泥等の収集で吸引ホースを引き出し・収納するときは、ホースが跳ねないよう静かに扱う。
吸引ホースを引っ張る前に、途中で物品・構造物等へ引っ掛かっていないか確認する。
吸引ホースを二人で引く場合は、互いに合図し、呼吸を合わせて取り扱う。
吸引ホースが輪になっている箇所の内側には入らない。
二人で扱うときは力任せに同時に引かず、合図を決めます。ホースの輪の内側へ入らないことを独立した禁止事項として扱います。
04 / 手・足・腰
刺傷・踏抜き・無理な持上げも同じ作業の災害要因
ごみ収集作業では、滑りと踏抜きを防ぐ安全靴その他の安全な履物を使用させる。
ごみ収集作業では手袋を使用させ、病原体に感染するおそれのあるごみ等を扱う場合は不浸透性の手袋等、必要な保護具を使用させる。
病原体への感染のおそれがあるごみ等では不浸透性手袋等を選ぶ / 刃物・針状物等への耐切創・耐穿刺性能は別途作業内容に合わせて確認するごみ容器等を持ち上げる際は、無理に一人で持たず、自分の力に余るものは二人で運ぶなど腰部への負担を減らす。